良い選択が 明日に繋がる

小さなエネルギーが集まると楽しい明日がやってくる
再生可能エネルギーシステムのメリットとデメリット

再生可能エネルギーの現状

再エネは安全ですか?安いですか・地球に優しいですか?

最大のメリット

1.地球温暖化対策に貢献
・発電時にCO₂などの温室効果ガスをほとんど排出しない
・気候変動の抑制に役立ち、SDGsの目標達成にも貢献

2.資源が枯渇しない
・太陽光・風力・水力などは自然から無限に供給される
・油や石炭などの化石燃料に依存しない持続可能なエネルギー

課題&デメリット

1.発電の安定性に欠ける
・太陽光や風力は天候や時間帯に左右される
・電力の需要と供給のバランスが崩れやすく、バックアップ電源が必要になる

2.発電コストが高い
・日本では設置費用やメンテナンスコストが欧州より高め
・特に太陽光や風力は初期投資が大きいため、導入のハードルが高い

3.国民負担の増加
・FIT制度(固定価格買取制度)により、電力会社が高値で買い取る分を賦課金として電気料金に上乗せ
・一般家庭や企業の電気代が上昇する要因に

4.設置場その制約
・日本は山が多く平地が少ないため設置可能な場所が限られる
・台風や地震などの自然災害リスクも高く、設置の耐久性が課題

5.エネルギー変換が悪い
・火力発電は約35~45%
・水力発電は約80%
・太陽光発電は約10~20%
・風力発電は約25~30%
・地熱発電は約8%
・バイオマスは約1~5%
※一部の太陽光は37.9%を達成しているなど、技術革新が進んでいます。

6.電力系統の制約
・既存の電線網に空きが無いため、新規接続が困難
・系統の増加には莫大なコストがかかる

まとめ

これらの課題に対して、日本では蓄電池の活用や次世代型太陽電池の開発、FIP制度の導入など、さまざまな対策が進められています。

再生可能エネルギーは自然環境や設置場所の制約があり無理に設置すると返って新たな問題を生みます。身近な空気(風力)や位置エネルギー(重力)を利用して安価な素材や直ぐに実現可能な技術を使い、VPPやIoT,AIなど先端技術を利用して小さな再生可能エネルギーを組合わせて、分散型電力の社会を作り持続可能で安心安全な社会を目指す必要があります。